和紙を使ったファーストシューズのブランド「baby’s song」
古来より和紙は日本家屋の障子や襖として活用されてきました。障子は通気性や吸湿性に優れ、熱伝導率の低さから外気の影響も受けにくいため、保温性にも優れています。
障子が一枚あるだけで、夏は涼しく、冬は暖かく、室内の湿度も快適に保つことができました。この特徴は汗っかきの赤ちゃんの足を優しく保護するベビーシューズにぴったりではないでしょうか。
和紙と聞くと、「濡れたり擦れたりして、すぐ破けてしまうのでは?」と不安に思われるかもしれませんが、ご安心ください。和紙の摩耗強度は綿キャンバスより強いです。
和紙布の消臭性能
このベビーシューズ用和紙布の原料となるマニラ麻の繊維は、天然の多孔質素材です。繊維の一本一本に、目には見えない無数の小さな穴が空いています。
この小さな穴が通気性や吸水速乾性の高さの理由です。熱伝導率が低く素材自体が蓄熱しにくいことも、蒸れの抑制に役立っています。素材そのものが、シューズ内の温度や湿度を調整する力を備えているのです。
またこの無数の穴には備長炭のように臭いを吸着する効果があるため、裸足で履いても臭いの拡散を抑制してくれます。
いわば、天然の空気清浄機である和紙布が、シューズの中の環境を常に快適に保ってくれるのです。
和紙布は水洗いができます。消臭性能には物理的な限界があるため、インソールに汗の塩分や老廃物が蓄積されると、臭いが発生する原因になります。
臭いが気になり始めたら、インソールを取り外して水洗いしていただくことをお勧めします。ぬるま湯や中性洗剤で洗うだけで、消臭性能は新品同様に回復します。
化学的に後から付加された機能性ではないため、洗濯を重ねても性能が落ちることはありません。これが天然素材を使った和紙布の大きな特徴です。
確かな縫製技術
赤ちゃんの健やかな成長を願って当社ではこの和紙布から一足一足丁寧に裁断、立体縫製、検品を行っています。